製薬会社と医療機関を繋ぐ役割を担うMR(医薬情報担当者)。
MRの求人・募集をお探しの方へ、転職に役立つ情報をご紹介します。
高給与・高年収の求人が多いMRですが、転職前に押さえるポイントはあるのでしょうか?
どのような職業でも同じですが、メリットと共にデメリットを押さえることで、総合的に判断することが出来ると思います。デメリットよりメリットの方が多ければ自然に行動できますし、逆にデメリットが強いと感じれば、まだ行動する時では無いのかもしれません。
では、MRとして働く上のデメリットは何なのでしょうか。
実際に薬剤師からMRへ転職した方の感想として良く言われるのが、仕事の辛さです。新卒でMRに就職した方の内、入社3年以内に退職する人間が9割を占めるそうです。そのくらい精神的・肉体的にハードな業界と言えるでしょう。
MRは医薬品情報の提供を行う仕事ですが、現場のMRや医師の話を聞く限り、『薬の営業マン』としての側面が強いようです。そのため、医師と円滑なコミュニケーションを取る必要がありますし、医薬品以外の話題も切り返せるように、日頃からドクターが興味を持つ話題にアンテナを張り続けることが大切ですね。
営業職なので売上ノルマの達成も求められるでしょうし、その辺りの精神的なタフさも大切になります。給与だけ見れば確かに魅力的ですが、そのようなハードな側面があることは認識して下さい。
逆に言うと、コミュニケーションを取ることが得意な方は、MRが天職になる可能性もありますね。
次に、MRは転勤が多い職業です。多くの製薬会社が全国勤務を採用条件にしています。
独身の間は転勤が多くても問題ないと思いますが、結婚後や子供が産まれた後は、居住地を変えたくないという思いが芽生えるかもしれません。実際、MRとして働いている方の中には、単身赴任者も多いそうです。
上記はデメリットの範囲ですが、もちろんメリットも多いのがMRという職業です。
高給与・高年収を狙えるという以外にも、将来的に薬剤師として独立する際の人脈作りやスキルに繋がりますし、唐突に医師からオファーを頂ける可能性もあるそうです。大学病院に勤務する医師が開業する際、その近くの門前薬局を任される可能性ですね。
その辺りは医師との信頼関係がポイントになりますが、MRは給与以外にもメリットが多いので、デメリットも踏まえた上で積極的にMR転職を考えてみて下さい。