製薬会社と医療機関を繋ぐ役割を担うMR(医薬情報担当者)。
MRの求人・募集をお探しの方へ、転職に役立つ情報をご紹介します。
MRへの転職でやはり気になるのは給料ですが、およそどれくらいの額が期待できるのでしょうか。
まず職種としては基本的に営業職となるのですが、他の業種と比較してみると給与水準は非常に高いようです。
2011年の調査では、全職種の平均年収はおよそ450万円程であったのに対しMRは661万円と高くなり、生涯賃金はおよそ2億9000万円と高額になる事が明らかになりました。
では、なぜMRの給料は高いのでしょうか。
実はこの職種には他ではあまり見られない独自の給与体系があり、そのことが給料の高騰に大きく関係しているのです。
まず一般的な営業職の場合は、基本給と賞与に営業手当が付いた額が収入の総額となります。
営業手当とは一般でいうところの残業手当に見合うもので、長時間の外回りを補う分として付く事になります。
ここまではMRでも同じなのですが、この収入に加えて営業日当と呼ばれる手当てが付いてきて、ここが最大の違いとなるのです。
この営業日当とは営業手当と似たような意味合いを持つ手当てなのですが、仕事柄朝早くから夜遅くまで外勤に費やす時間が非常に長いことから、それを補う手当てとして1日あたりおよそ3000円前後が支払われる事になります。
この部分のメリットは非常に大きいといえるでしょう。
またMRは製薬会社以外でもカスタマーセンターやCRAなどへの派遣としての雇用もあるので、この場合の給与体系は時給制度となるケースもあります。
時給と聞くと額が落ちるのではという心配もありますが、求人情報を見渡してみると時給2000円ほどが平均となります。
1日8時間で月に22日間働けばおよそ35万円オーバーとなり、決して悪い数字ではないといえます。