製薬会社と医療機関を繋ぐ役割を担うMR(医薬情報担当者)。
MRの求人・募集をお探しの方へ、転職に役立つ情報をご紹介します。
自分が働く業界の将来性が気になる事がある、という方も最近は多くなってきているようです。
というのも、少子高齢化が進む日本では国内市場のほとんどは縮小していくと言われますし、テレビや新聞、雑誌などでも国内市場の縮小に関しての記事を目にすることが増えているためです。
それが故に、多くの市場で国内資本が海外へ打って出ていますし、M&Aなども活発に行って先進国、新興国などで足場を築こうとしています。
重電メーカーは昔からグローバルに展開していましたが、日本電産やユニクロ、楽天など日本を代表する企業も規模拡大のスピードを早めている印象があります。プラント業界なども、今後も海外での需要が期待されていますよね。
そうした中にあって、医薬品業界は国内市場で今後も伸びが期待される数少ない市場と言って良いでしょう。
他には介護ビジネス、ちょっと畑が違ってきますが相続関連ビジネスなども今後市場が伸びていくと考えられます。単純に考えてみても、高齢化が進むと言うことは医療・医薬品を必要とする方が増えると言うことを意味すると言って良いでしょう。
もちろん高齢になっても健康な方も多いですが、やはり多くの方は体調を崩しがちになり増すし、調子が悪ければ心配になりますから医療機関を受診されることも増えてくるでしょう。
病院に行けば基本的には、薬が処方されますから製薬会社の売上げも急激に落ちることは考えにくいです。
また、今後は「予病」が重視される流れとなっていきますから、現在のような「治療のための薬」だけではなくて「予防のための薬」も開発が進むのではないかと考えられます。
健康サポートのためのサプリはまたちょっと違いますよね。効果が実証された「予防のための薬」の開発が進んでいくのではないでしょうか。
また、医薬品業界が今後も成長していく最も確実なポイントとしては、「まだ未解明な病気も多く、新薬は開発され続ける」という事です。
新たに見つかる病気もありますし、まだまだ治療法が確立されていない病気も多いです。こうしたニーズがある限り、製薬メーカーとしては開発は続けていくでしょうし、医薬品のニーズが無くなる事は有り得ないと言って良いでしょう。それに伴ってMRの役割は変わってくる可能性もありますが、仕事がなくなることは無いと考えられます。
まだ医薬品メーカーでは動きは活発ではないという印象がありますが、新興国へ参入する企業が増えれば、MR職でもグローバルに活躍する人々が増えていくかもしれませんね。
いずれにしても、将来も医薬品業界は伸びていく数少ない業界と考えられます。そこで働くMRの将来性もまたそれほど悪いものではないでしょう。
もちろんドクターのパートナーとなれるように、さらなるスキルアップ、専門性は求められていくでしょう。そういった意味では、ある程度キャリアを積んだ後には専門領域を持つMRとして経験を積んでいくのが望ましいのかもしれませんね。もしくは所長、支店長、エリアマネージャーなど管理職を目指して行くか。メディカルサイエンスリエゾンなども注目されている方も多いでしょう。
色々なキャリアについて、20代、30代の間に考えておく事はとても大切かなと思います。